冬の太陽が気持ちいい朝、
一通の手紙が届いた。
最初にホームステイをした
ROUENのお母さんから。

家族みんな元気だということ。
92歳になるマミーも。
昨年仕事であるピアノ講師を辞め、
田舎の家に引っ越したこと。
仕事はやめたけど、それまで以上に
ピアノを弾いていること。
なかなか会えないけど、いつも私を思ってくれてること。

言葉が大好きな私に
言葉が通じない国で
言葉が全てではないと教えてくれた大切な人。
わかりたい。そう思う気持ちは言葉を超える。

心のどこかがきゅんとなって泣きそうになった。
そんなところへ、次から次へお客様がやって来られた。

ランチの時間が落ち着いた頃、
友達が風のように現れ「まさみさんの色」と、
ペーパーとペンをくれた。
そしてサヨナラも言わずに去っていった。
(仕事の合間だったから)
ブルーグレイのその色はノルマンディの空。
朝の手紙を、もう一度読む。
「曇りが多いから」そう言ってた
1月のこの空は、私のノルマンディ。