10月2日、アターブルは
11回目の誕生日を
むかえることが出来ました。

あっという間の長い時間。
小さな町のちいさなカフェは
12年目の扉を開け
みなさまをお待ちしています。

「食べるもの」の仕事は
食べると消える。
当たり前だけど、その潔さが
好きです。
形には残らないけれど
お一人のかたも
テーブルを一緒に囲む方も
それぞれの美味しい時間。
そう願いながら
一日は過ぎています。

12年目は、少しだけ
「形に残る」ものを作っていきたい。
そう思うようになりました。
ほんの少しだけ。

毎月、アターブルからのお便り
泡沫(U TA KA TA)を発行します。
A5サイズのささやかなお便りです。
表は今月のお店のこと
裏面はその時に「こころうごくもの」と
旅のおはなし「もうひとつの時間」。
手にとっていただけたら
嬉しいです。
アターブル店頭と、
ゆかりのあるお店に置かせて
いただこうと考えています。

遠方にお住まいの方、
82円切手を同封していただけたら
その枚数分の月に一度
お届けいたします。

うたかたと言えば
ボリス・ヴィアンと
岡崎京子。
そのどちらにも
敬意をこめて
泡のような日々を
一瞬留めたいとおもいます。
そしてその泡は
有り難きものだと
ふと振り返ると
いつも思うのです。


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