みなさまお元気ですか?
ご無沙汰していました。
寒い冬に葉を落とした木々たちの
春を待つ、うずうずしたエネルギーを
感じる2月の末。
風邪っぴきから始まった2017年。
アターブルも春を待つ冬の
これまた何ともうずうずしたような
少し先の春のにおいを感じながら
日々を重ねています。

昨日、オザケンこと小沢健二さんが
19年ぶりに新譜をリリースしましたが
私にとってもなんだか
「始まりと連続性」のループの中で
やっとパソコンの扉を開き
この半年のことをお話ししようかなと
そんな気持ちになりました。

時は少し遡り、2016年の6月末。
仕事前に両親と病院へ行き
父の「悪性リンパ腫」の
診断がついた朝。
5月の連休明けから体調を崩し
様々な検査を経て、一ヶ月半。
その50日は不安や心配で
解らぬ何かに怯える日々。
診断がついた時
解らぬモンスターからは開放され、
同時にこれからへの決意を
帯を結び直し、襟を正し
そして私と両親は
「絶対治る」という確信のもと
明るく日々を重ねる決意をしました。

そしてその夜は同時に
待ちに待った小沢くんのLIVE。
なんという一日!

混沌と秩序
直感と推論
絶望と希望
残酷と慈悲
孤独と協働
ベーコンとイチゴジャム
がいっしょに在る世界!!!

そう歌う小沢くん。

その日から私の
ベーコンとイチゴジャムの日々が
始まったのです。

父は8回の抗癌剤治療の入院と
自家末梢血幹細胞移植を受けました。
そして
すべての治療を無事に終え退院。
癌になる前は、抗がん剤など
化学療法には恐れと疑問しか
なかったのですが
良くなるのなら、何でもいい。
出会った先生を信じ可能性あるものは
何でも受け入れよう。

強さとは優しさ。
不安に負けない朗らかさ。
自分が大変な時も
他者を思いやる気持ち。
そんな歌詞のような姿を
日々のやり取りの中で
軽やかにやってのけた父。
私がいつか病気になったら
父のように在りたいと
どこまでもお手本の背中を
見せてもらえた日々でした。

そんな中、アターブルは
10周年を迎え
いろいろなイベント、日々の営業で
本当に有り難く賑やかな毎日でした。

いやぁ、毎日が本当に
ベーコンとイチゴジャムが
おんなじお皿にのったような。

そして山を登り谷を下り
一段落した時に
また出会った小沢くん。
あの8ヶ月前のあの日から
日々は連続性と魔法の連続で
そしてこれからもまた
日々は続いていく。
次はどの道を、どの道に光が
照らされてるんだろう。

今、私は
芽吹く前のちょっとうずうずした
一本の木のような
そんな気持ちで
今日という一日を生きています。

ちょっぴり長い話しに
耳を傾けて下さった方
ありがとう。
今年は「書こう」と
思っています。
おしゃべりな心の声も、
忘れっぽさが増していく中の
日常の小さなメモも。
そしてBlogも(笑)。

2月の寒くても
どこまでも青い青空に
感じるものはやはり
アカルイミライ。


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